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あがり症で痙攣(けいれん)は付き物なのか?
あがり症の人に「痙攣(けいれん)」は付き物と言えるかも知れません。
たとえば、なにかの本番の前に緊張して、手足など身体が痙攣した事はありませんか?
もちろん、プレゼンの本番中に痙攣もあるでしょうし、人と会って話しているときに痙攣が起きる方もいらっしゃるでしょう。
あがり症の方は、精神の状態により痙攣が起きる経験をしたことが、一度や二度ではないと思います。
ここでは、そんなあがり症と痙攣との関係性についてご説明します。
あがり症で痙攣が起きる理由は?
あがり症で痙攣が起きる理由は、どこにあるのでしょうか?
人は、怒った時や極度の緊張を強いられる場面など、精神が興奮している際にアドレナリンが分泌され、血圧と心拍数が上がります。
そして、その作用の一つとして、身体のふるえ(痙攣)が起こります。
昔から「武者ぶるい」という言葉がありますよね。
あれは、あがり症の痙攣に近い状態と言えるでしょう。
また、緊張して痙攣が起きるのは人間だけではありません。
自然界の動物でも、獲物を見つけて戦闘体勢に入る際、または天敵に狙われ威嚇または逃避する際にも同じ現象が起こります。
つまり、あがり症の人でなくとも、元来、震えや痙攣は生物として当たり前のものとも言えるのです。
しかし、あがり症による痙攣が日常で頻繁に起こると、社会生活に支障を来す事があるから困るわけですね。
あがり症で痙攣を起こさないためには?
あがり症による痙攣をおこさないためには、どうすれば良いのでしょうか?
あがり症で痙攣状態に陥った際、自分でできる有効なテクニックとしては、腹式呼吸を利用したブレストレーニングが挙げられます。
「腹式呼吸」と言うと、音楽家やスポーツマンなど、専門家が使う何か特殊なものに感じられますが、実は一般の方でも簡単に使う事ができます。
睡眠時がその代表例で、眠っている時はみんな腹式呼吸をしています。
あがり症による痙攣を抑えるための呼吸のやり方をご紹介しましょう。
まず、仰向けに寝転んで、ゆっくりと呼吸を繰り返します。
その際、吸う時にお腹のあたりが膨らみ、吐く時にへこむ様子を確認しましょう。
ここでお腹を意識し過ぎ、無理に膨らませたりする事は避けて下さい。あくまで自然に。
実感しにくい方は、「重し」のような何か重量のある物を、おへその5センチほど下に置いてみると、腹式呼吸を実感しやすいと思います。
次に、座った状態で、同じように呼吸法をやってみましょう。
腰から背中全面をイスの背もたれにべったりとつけ、先程寝ながら練習した時の感覚を思いだし、呼吸を繰り返します。
この腹式呼吸を活用することにより、深い呼吸が習慣づけられ、興奮が和らぎ、あがり症による痙攣を抑える事ができます。
また、あがり症による痙攣防止のための別の方法としては、額に手のひらを当て、目を閉じるのも効果的です。
こうする事により、脳、特に司令塔の役割を果たす前頭葉が活性化し、気持ちを落ち着けることができます。
あがり症の方で「痙攣しそう!ヤバイ!」と思った時には、ぜひ試してみてください。
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