あがり症で息ができない？

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あがり症で息が出来ない！という症状を訴える方がいらっしゃいます。

あがり症の方は、スピーチやプレゼン、就職活動の面接など、失敗できないという場面になると突然鼓動が早くなり、めまいや吐き気、息が出来ないといった症状が現れる場合があります。

そして、あがり症にも軽度から重度までのレベルがあります。

過呼吸、息ができない、吐き気をもよおすといった症状が現れる場合は、極度のあがり症の可能性が高いです。

このような極度の緊張やストレスで無意識に浅い呼吸を何度も繰り返してしまうことを「過呼吸」と呼びます。

では、極度のあがり症によって息が出来な場合の原因や対処法についてご説明します。

あがり症で息ができない！という過呼吸の症状に襲われた場合、まずは「落ち着くこと」が第一です。

そして、自分で呼吸のコントロールができると認識できたなら、意識して呼吸の速度を落としていくようにしましょう。

可能であれば、大きな声でしゃべったり歌ったりすることでも、息ができないという過呼吸の症状は緩和できます。

もし、自分で速度コントロールができなくても焦らず、口と鼻を両手で覆うようにして吐いた息を吸ってください。

これで、身体の中の二酸化炭素濃度をある程度下げることが出来るでしょう。

人間は誰でも、大なり小なり緊張はするものですが、あがり症の方々は、極度の緊張によって息が出来なくなったり、過呼吸や呼吸困難に陥る可能性があります。

息が出来ないほどの緊張の経験がある「あがり症」の方は、緊張を解き解すためにも常に「腹式呼吸」を意識してください。

あがり症で息ができない場合の、カンタンな腹式呼吸のやり方をご紹介しましょう。

まず最初に、横隔膜の位置を意識しながら「息を深く吐く」ということを行ってください。

人間の身体は息を吐けば、自然と吸うメカニズムになっていますので、吸おうという意識は持たなくて大丈夫です。

思い切り吐ききったら、吸う時は「息を鼻から入れる」ということだけに意識を向けてください。

これを、深くゆっくりと、数回～10回ほど繰り返しましょう。

このような腹式呼吸をゆっくり繰り返せば、いざ「あがり症」の症状が出た場合でも、冷静に対処することが出来ますよ。

ただし、過呼吸や呼吸困難、息ができなくなるといった症状はあがり症だけのものではありません。

「慢性閉塞性肺疾患」や「気管支喘息」、「自然気胸」、「感染症」、「高速性肺疾患」など、生命に関わる重要な病の兆候かもしれません。

あがり症の方の中で、いつもとは違う息苦しさを感じたり、緊張がないにも関わらず息ができない、呼吸困難になるという場合は、直ちに医師に診てもらうようにしましょう。

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