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あがり症は血圧上昇してしまうもの?
あがり症になると、血圧が上がる気がするという方は多いと思います。
「白衣高血圧」という症状をご存知ですか?
病院や検診で血圧を測ると、通常時よりも数値が高くなるという現象です。
専門の機関で医師や看護師の前で血圧を測られると、その分緊張してしまい、血圧が上昇するのです。
このように、血圧と緊張というのは深く関わっているのです。
特に、あがり症の方は、高血圧の状態になる事が多いと言われています。
あがり症になると慢性的に緊張している分、血圧が高い状態が続きます。
その結果、心臓や血管にストレスがかかり、健康面にも影響が出てしまう事があるのです。
あがり症による血圧上昇を抑えるには?
あがりによる血圧の上昇を抑えるには、言うまでもなく「あがり症」を克服して緊張をしないでおくか、緊張する場面を避ける事が1番でしょう。
しかし、そんな事ができるならば、最初からあがり症で悩むこともないわけですし、この記事だって読んでいないと思います。
そこで、あがり症のメンタル面での直接的な治療とは別に、フィジカル面からの対策として、血圧の抑え方を知っておく事は必ず助けになります。
あがり症で緊張する時、まず分かりやすく現れるのは「呼吸の乱れ」です。
興奮状態にある時、また逆に落ち込んでいる時は、必ず呼吸が浅くなっています。
そして、メンタル面がこれだけ呼吸に影響するのであれば、逆もまた然りということです。
つまり、呼吸を整えることによって、あがり症を緩和していくのです。
呼吸によってメンタルを操作できるようになれば、しめたものです。
あがり症の血圧上昇を抑える呼吸法は?
では、あがり症の血圧上昇を抑えるための呼吸法についてご説明します。
まず、呼吸からリラックスするために、「ため息」をお勧めします。
「ため息」と聞くと、落ち込んだ時にするネガティヴな行為だと連想してしまいますが、近年の医学では、ため息のメリットが注目視されています。
ゆっくりと息を吐く、つまり「能動的にため息をつく」ことによって呼吸を整え、リラックスし脳や体に十分な酸素を送る事ができます。
やり方としては、「ふぅ」という浅く一瞬のため息ではないということです。
目を閉じて、鼻から空気をゆっくりと吸い込み、吐き出す時にその空気の流れに乗せ、「あ゛ぁ゛ぁ゛ぁぁ?」と声帯を振動させ露骨にため息を吐いて下さい。
この時注意することは、必死に声を出そうとするのではなく、喉をフリーな状態にした結果として勝手に出てきた低い声でやることです。
これを落ち着くまで繰り返します。
次に、逆に能動的に緊張状態を作り、その後にくる弛緩を利用するエクササイズをやってみましょう。
まず、握りこぶしを作ってヘソの高さくらいで、やじろべえのような形に腕を広げます。
次に、そのまま「フゥー(吸)!フゥー!(吐)」と、口をすぼめて音を立てながら、速いテンポで激しく浅く呼吸を繰り返します。
体が熱くなってきて、少しフラフラする・これ以上は無理だという所まで行ったら、すぐに手をパーにして胸の高さまで腕を上げましょう。
そして、「ハァ、ハァ」と犬のように口を開け深く息を取り、呼吸のテンポを落とします。
ちょうど、マラソンの直後、走りを歩行に戻してクールダウンしている時の感覚です。
このようにして、徐々に息を整えましょう。
ただし、やり過ぎは禁物です。
あがり症で血圧の高い方は、このエクササイズは、数回程度おこないましょう。
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