あがり症がカフェインで発症する？

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あがり症に悩まされている方の中には、「カフェインによって、さらにあがってしまう」という方がいらっしゃいます。

しかし、逆にカフェインによって、あがり症どころか、「気持ちが落ち着く」という方もいらっしゃるから驚いてしまいます。

同じカフェインにも関わらず、これは一体どういうことなのでしょうか？

ここでは、あがり症とカフェインとの関係性についてご説明します。

まず、あがり症にカフェインが悪いと言われる要因は何でしょうか？

たとえば、カフェインは、コーヒーやお茶、栄養ドリンクなどに多く含まれますよね。

眠気を覚ましシャキッと1日を始めたい、午後の睡魔対策に、また嗜好品として飲まれる方は多くいらっしゃいます。

しかし、これらのドリンクに含まれる「カフェイン」は、興奮物質の一種です。

摂取しすぎた場合、動悸などの症状が出ますので、あがり症の方にとっては致命的と言えるでしょう。

しかし、だからと言って、カフェインにはデメリットだけではありません。

集中力が上がるなどメリットも存在しています。

もしかすると、カフェインで気持ちが落ち着くという方の場合は、その作用が良い方向に働いているのかも知れません。

しかし、興奮状態になるということは、あがり症の方にとっては大変なことです。

ただでさえ興奮状態の本番前に、コーヒーなどのカフェインを摂ることで、さらに興奮が高まるわけですからね。

あがり症を克服するには、まずできるだけ不安や緊張のないリラックスした状態を作る事が不可欠です。

仕事などで人と接する前にカフェインを取ってしまうと、自発的に緊張状態を呼び起こしてしまうこととなります。

そのため、あがり症を誘発してしまう危険性があります。

また、胃もたれなど、コーヒーや栄養ドリンクを飲んでお腹の調子に影響が出てしまう体質の方も多いです。

緊張すると、胃がキリキリと痛んだり腸が緩くなどの例が挙げられるように、お腹の状態と精神の状態は密接に関わっています。

そのため、特にあがり症の人にとっては、カフェインは好ましくないと言えるでしょう。

あがり症の方は、カフェインによってさらなる緊張を誘発しないようにすることが大切です。

ですから、緊張するような場面の前は、なるべくカフェインの多く含まれる飲み物は避け、日頃から水をよく飲むように心がけましょう。

ちなみに、水を飲むと気持ちが落ち着くという方は、とても多いですよ。

カフェインの摂取により出るあがり症の症状や、その程度は各個人の体質によりけりです。

しかし、ビジネスマンには、あがり症の防止のために、生活の中でカフェインの摂取を意識的に避けている方もいらっしゃるほどです。

それだけ、カフェインはあがり症を誘発してしまうということなのでしょう。

ちなみにコーヒーでは、インスタントよりもドリップが、お茶の中では紅茶が、その他にはコーラなどが多くカフェインを含有しています。

あがり症の方は、意識して、これらの飲み物を避けると効果的と言えます。

また、どうしてもコーヒーが好きで飲みたいという方は、少しお値段は高くなるかもしれませんが、カフェインレスコーヒーの飲用をおすすめします。

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