あがり症が音読で出てしまう？

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あがり症が音読の時に現れるという人はいませんか？

クラス全員の前で教科書の音読をしたら失敗してしまった。

あがり症の方の中には、学生の頃の苦い経験をお持ちの方もいらっしゃることでしょう。

社会人となってからも、資料の読み上げ等、人前で文章を読む（音読）機会はあるかもしれません。

音読でまったく緊張しない人、少し緊張しながらも読める人…

人により様々ですが、あがり症の人にとっては、音読はとても苦痛を強いられるものです。

あがり症が音読で現れてしまう場合、どのようなことに注意すれば良いのでしょうか？

あがり症の場合、人にもよりますが、音読において気になるのはやはり手足の震えです。

音読の際、膝や本を持つ手がガクガクと震えてしまうことは、よくあることです。

そうすると、あがり症の本人としては、周りの人に気付かれてしまうのではないか、からかわれてしまうのではないかと気になり、恥ずかしい気持ちになってきます。

まず、ここで重要なポイントは、あがり症の本人の意識とは逆で、音読している時に、手足の震えは周りに気付かれていないのだという事です。

音読をしている間、周りの人は本に目を向け今読まれている文を確認しているか、集中していない人であればボーっとしているのみです。

また、隣から意識し注視してみても、あまり震えている事はわかりません。

音読のあがり症で悩む人は、この事を頭に置いて、「別に震えても構わない、誰も見ていないのだから」と、まず思い切って開き直りましょう。

あがり症が音読で現れるのを克服するのに、もう一つ大切なことは、自分の意識を向けるポイントです。

音読であがり症が出てしまいそうに感じたら、まずは意識を別の所に向けます。

自分の身体の震えに意識を向けている限り、心理的な緊張も、震えもどんどんとエスカレートしていってしまいます。

自分が本を読んでいる部屋、すなわち「空間」を意識するのです。

そして、自分の声が響き渡り、その空間を満たして行く様を見届けながら音読してみましょう。

また、音読であがり症が出そうなとき、自分が動かしている口や舌に意識を向けるのも効果的です。

ただ、あがり症の方は、ここで膝の震えがどうしても気になるという場合もあるかも知れません。

そんな時は、膝を軽く折ったり、左右の足の重心を変えたりすると、突っ張って硬直していた足がリラックスします。

最後に、話すことに対する意識のコツもお伝えします。

あがり症が音読で現れる人の心理状態は、「音読なんて早く終わらせてしまえ！」と焦る気持ちが早口や誤読を生んでしまいます。

ですから、できる限りで良いので、教室の隅の人まで聞きやすいよう、ゆったりとしたスピードで一文一文をいつもより引き伸ばすような意識で話してみましょう。

少しでもうまく行く瞬間があった時には、次の音読に対する意識も前向きになります。

それを繰り返していくことで、徐々に音読に対するあがり症も克服されていきますよ。

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